
プラスチックごみを減らせるキッチンアイテムとして話題の「ミツロウラップ」。
普段何気なく使っている使い捨てラップの多くは、化石燃料由来のプラスチック(ポリ塩化ビニリデンやポリエチレンなど)から作られています。
これらは1回で使い捨てられ、使用後は焼却や埋め立て処分されるため、自然環境への影響が懸念されています。
そんな使い捨てラップの代わりに注目されているのが、布地にミツロウ(蜂の巣から採れるロウ)や天然オイルを染み込ませたミツロウラップです。
手の温もりでほんのり温めると柔らかく密着し、ミツロウが持つ天然の抗菌性で食材の鮮度を保ちやすくしてくれます。
見た目もおしゃれで毎日の家事がちょっと楽しくなるアイテムです。
1. まずは揃えたい、mana.のミツロウラップ(3サイズセット)

mana.からは、オーガニックコットンにミツロウ、ホホバオイル、松脂をたっぷり染み込ませた100%自然素材のミツロウラップが登場しています。
また、ミツロウをはじめて使う方にもぴったりな工夫が詰まっています。
→商品はここからチェック!
環境に優しい100%天然素材
オーガニックコットンにミツロウ、ホホバオイル、松脂をたっぷり染み込ませた100%天然素材でできています。
使い終わった後も自然分解されて土に還るため、廃棄時の環境負荷がほぼありません。
長く使えてエコ&経済的
使い捨てラップと違い、洗って半年から1年ほど繰り返し使用できます。
再利用可能なことで、製造や廃棄にかかるエネルギー資源の消費も大幅に削減できます。
選べる3種類のデザイン
デザインは「アボカド」「オーシャン」「アニマル」の全3種類。
S・M・Lの3サイズがセットになっているため、使いかけの野菜の切り口を包むのはもちろん、ボウルのフタ代わりにしたりパンを包んだりと、これ1つで幅広い食品に対応できます。
●動画でチェック!
→Instagramでミツロウラップの使用動画を見る
2. 傷んだミツロウラップを復活させる2つの方法

長く愛用して表面のツヤがなくなったり折り目が目立ってきたら、熱を加えてミツロウを溶かし直し、布全体になじませることで元の密着力を取り戻せます。
方法1:アイロンで手軽に直す
作業台の汚れを防ぐ下敷きの上にベーキングシート(クッキングシート)を敷き、ミツロウラップをのせます。
上からさらにシートで挟み、中〜低温に温めたアイロンを優しくあててミツロウを溶かしてください。
全体に染み込んだら、固まる前にシートを素早くはがして乾かします。
方法2:オーブンで一気に直す
天板にベーキングシート(クッキングシート)を敷き、その上にラップを広げて置きます。
80〜100℃の低温に予熱したオーブンで1〜2分ほど温め、ミツロウが均一に溶けたら取り出して手早く乾燥させます。
(※高温すぎるとミツロウが焦げてしまうため注意してください)。
それでも直らないときは?
ミツロウを追加する
何度も洗いながら愛用していると、布地に含まれたミツロウが少しずつ落ちていきます。そんなときは温め直すだけでなく、市販のミツロウを足して染み込ませてあげるのが、長く使い続けるための大切なステップです。
お手入れのやり方はとってもシンプル!
先ほどご紹介したアイロンやオーブンを使ったリペアの際に、ラップの上に新しい「ミツロウ」もしくは「ミツロウ+ホホバオイル+松脂」のミックスをパラパラと散らして熱を加えるだけで、元の密着力が心地よく蘇ります。
エコなお手入れのワンポイント:修理の時もゴミを出さない工夫を!

リペア時に使い捨てのクッキングペーパーを使うとゴミが出てしまいます。
そこでおすすめなのが、同じくmana.の「繰り返し使えるベーキングシート」を取り入れることです。
シリカ(砂)などの天然資源を主原料としたBPAフリーのシリコーン製で、洗って数百回繰り返し使用可能。
リペア作業時にも活用すれば、お手入れの工程まで完全にゼロウェイストが叶います。
3. 保管方法とカビを防ぐ注意点

ミツロウは熱に弱いため、季節に応じた管理や乾燥が長持ちのポイントです。
保管場所
ミツロウは40度以上になると溶けやすくなります。直射日光・高温多湿を避け、40℃以下の涼しい場所で保管してください。
夏場は冷蔵庫、冬場は室内の涼しい場所がおすすめです。
畳み方
折り曲げるとミツロウがくずれる恐れがあるため、広げる・ゆるく折る・巻く状態で保管してください。
カビ対策
お湯を使うとミツロウが溶け出してしまうため、洗う際は必ず冷水でやさしくすすぎ洗いします。
汚れが気になる場合は中性洗剤と柔らかいスポンジで優しく洗ってください。
洗い方
濡れたまま放置するとカビの原因になります。
洗った後は直射日光を避けた風通しの良い場所でしっかり自然乾燥させてください。
4. 寿命が来たら?最後の再利用アイデア

ミツロウとしての密着力が落ち、リペアしても元の状態に戻らなくなっても、すぐに捨ててしまう必要はありません。
最後まで大切に使い切るアイデアをご紹介します。
お掃除用の「ウエス(布巾・雑巾)」として使う
ミツロウが薄くなってきたら、使いやすい大きさにカットして小さな布巾や雑巾(ウエス)として活用できます。
成分が一度に完全に落ちきるわけではないため、使い始めは少しハリが残るなど一般的な布巾と手触りや吸水性が異なる場合もありますが、生地自体は上質な天然素材。
毎日の拭き掃除やコンロまわりのお手入れなどに役立ちます。
キャンプの「天然着火剤」にする
使い古したラップを適当な大きさにカットして丸めると、綿とロウの効果で火持ちが良い天然の着火剤に早変わりします。
コンポストで土に還す
100%天然素材で作られているため、細かく刻んでコンポストや土に埋めると微生物によって自然分解され、最終的に土へと還ります。
5. よくあるお悩みとトラブルシューティング(Q&A)

ミツロウラップを使い始めるときに直面しやすい疑問や困りごとをまとめました。
お客様から実際によくいただくご質問も挙げているので、困ったときはぜひ参考にしてみてくださいね。
Q. 1歳未満の赤ちゃん(乳幼児)の口に入るものに使っても大丈夫ですか?
A. 1歳未満の乳幼児の口に入るもの(離乳食や食器など)への使用は避けてください。
ミツロウにはハチミツ成分が含まれているため、乳児ボツリヌス症の予防観点から1歳未満のお子様の手が触れるものへのご使用はお控えいただくのが安心です。
Q. 電子レンジで食品を温めるときに使えますか?
A. 熱に弱いため電子レンジでの使用は厳禁です。
温め直しには耐熱容器や蓋を使い、ミツロウラップは「冷えた食品の保存」や「常温・冷蔵での保管」用として使い分けましょう。
Q. 生肉や生魚、油分の多い食べ物を直接包んでもいいですか?
A. 衛生上の観点から、直接包むのは避けてください。
熱湯消毒ができないため、雑菌が繁殖しやすい生肉・生魚の直包みはNGです。
深めのお皿やボウルに食材を入れ、容器の「フタ」としてラップをかける方法がおすすめです。
Q. レモンなどの酸性が強い食材に使っても大丈夫?
A. 酸性の強い食材に長時間触れると、ミツロウが溶け出したり傷んだりする場合があります。
レモンや柑橘類を包む際は、切り口に直接当たらないように器に入れるか、早めに使い切るようにしましょう。
Q. 使い始めの独特な匂いや、ベタつきが気になります……
A. 天然のミツロウや松脂由来のもので、品質に問題はありません。
使ったり洗ったりを繰り返すうちに自然と香りやベタつきは落ち着いていきます。最初のペタペタ感があるうちは、手の温もりでしっかり形を整えやすいというメリットもあります。
Q. 器にミツロウの跡が付いてしまいました。落とし方は?
A. お湯やお酒(アルコール)で優しく拭き取れます。
万が一お皿や容器にロウが残ってしまった場合は、少し温かいお湯で流すか、アルコールを含ませたクロスやふきんで拭き取るとすっきり綺麗になります。
6. 道具を育てる、サステナブルな暮らし
ミツロウラップは「使う・育てる・還す」というサステナブルな巡りを実感できるキッチン雑貨です。
お直しの道具までこだわって、心地よいエコライフを始めてみませんか?



