
家庭用コンポストを始めると、虫・臭い・カビなど、はじめての方がつまずきやすいトラブルがいくつかあります。本記事では、ホームコンポストを使用していく上でよくある質問を取り上げ、原因と具体的な対処法・予防策までQ&A形式で解説します。
まずは基本の使い方を確認したい方はホームコンポストの使い方ガイドをご参照ください。
みなさまのエコ活動の一歩のお力になれれば幸いです。
トラブル発生!こんな時どうしたらいいの?
トラブル発生!こんな時どうしたらいいの?
土や生ごみを取り扱うコンポストにおいて、虫と臭いは切っても切れない問題です。しかし、日々丁寧にかき混ぜて空気を含ませることで、ある程度は予防できます。
それでも起こってしまったお困りトラブルの際には、こちらを参考にしてみてください。また、ブログ後半では予防策についてお話ししていますので、あわせてご覧ください。
虫がわいてしまう
まず、一番多い質問としてあげられるのが「虫」について。土や生ごみを扱うため、避けて通れない問題となります。
うまく付き合っていくのが最もよい選択肢ではありますが、大量発生すると付近にも影響を与えてしまいます。もし問題が発生した場合は、こちらの方法を試してみてください。
✓お酢を入れる
ウジ⾍は、お酢で駆除することができます。たくさんかけてしまうと、コンポスト内の⽔分量が増えてしまうので、スプレーボトルなどに⼊れて、少量ずつ吹きかけるようにしましょう。ウジ⾍はお酢のニオイが嫌いなため、予防の効果もあります。
✓天日干しにする
コンポストの中身を大きなビニール袋に移し、袋を密閉して天日干しにします。2~3日すると虫が死滅するため、そのまま容器に戻して使用できます。
※黒いゴミ袋が、袋の中の温度を高めやすく効果的です。
※天日干しで長期間放置すると、微生物も死滅する可能性があるので、置き過ぎには注意しましょう。
✓米ぬか・発酵促進剤をいれる
コンポストは発酵が進むと温度が約60℃くらいまで上昇するため、その状態を保つことで虫を死滅させることができ、かつ生ごみの分解も進むので一石二鳥です。米ぬか・発酵促進剤を振りかけ、その上から土をかぶせるだけです。
※コンポストの中の水分が多いようであれば、乾いた土や基材を入れて、湿度を調整しましょう。
✓そのまま放置する
ウジ虫は害虫だと思われる方もいるかもしれませんが、実は生ごみの分解・発酵を手伝ってくれ、堆肥化は促進されているのです。生ごみの投入を止めると栄養がなくなり死滅するので、しばらく生ごみを入れずに放置するという方法もあります。
予防策としては、まず「虫を侵入させない」ということが大事です。キッチンの三⾓コーナーに⽣ゴミを⻑時間放置していると、ハエなどが卵を産み付ける可能性がありますので、気をつけましょう。
また、不織布などでコンポストを密閉することも予防策の一種です。物理的に虫の侵入を防いでくれます。不織布で全体を覆ったあと、輪ゴムなどを使えば、きちんと密閉することができます。
蓋付き+活性炭フィルター付きのmana.のホームコンポストなら、物理的に虫の侵入を抑えやすい設計です。家族構成に合わせてS/M/Lの3サイズから選べます。
悪臭がきつい

次に多い質問は「悪臭」について。生ごみを分解する過程でアンモニア臭が出たり、満足に空気が取り込めず腐敗してしまったりと、コンポストに取り組む上で重要視される問題です。
もしかなり強い悪臭が発生した場合は、こちらの方法を試してみてください。
✓よくかき混ぜる
空気が足りないと、悪臭が発生しやすくなります。コンポストの底からよくかき混ぜましょう。
✓コーヒーかす(1杯~2杯分)を入れる
コーヒーかすには消臭効果があると言われています。乾燥させたコーヒーかすをコンポストにいれ、よくかき混ぜてみるという方法もあります。
コーヒーかす自体は、多く入れすぎると分解が遅くなってしまうのでご注意ください。
✓投入する生ごみを調整する
肉、魚、卵など、たんぱく質の投入が多いと、臭いが発生しやすくなります。
また、水分量が多いものだけを入れていると、通気性が足りず嫌気性の雑菌などが発生してしまいます。乾燥した物と水分の多い物を混ぜて入れるなど、入れ方に工夫してみて下さい。
✓Check ! その臭いはどんなにおい?
悪臭といってもさまざまで、生物が分解する時に出す「アンモニア臭」と、物が腐敗する時に出す「どぶのようなくさい臭い」、大きくこのふたつに分かれます。
前者は分解を促進することで改善されますが、後者は堆肥自体が腐ってしまったことによる悪臭のため、コンポスト自体を捨てなければなりません。そうならないためには、毎日丁寧にかき混ぜることが大切です。
活性炭入りの消臭フィルターで、コンポスト内部の臭いを根本から抑える方法もあります。mana.のホームコンポストには専用の替えフィルターをご用意しています。
コバエが発生した

こちらも多いお悩み「コバエ」について。生ごみを扱う上では仕方のないことですが、大量に発生すると困ってしまいますね。
もしコバエの発生でお困りの方は、こちらの方法を試してみてください。
✓分解を促進させて、コンポスト内部の温度を上げる
生ごみを入れるたびに50回くらい箱の底からよく混ぜ、空気を良く入れ、生ごみの分解を促進させるとコバエが出にくくなります。
コバエが出たときには、基材の温度を40℃以上に上げると卵が死滅するので、促進剤や廃食油などを入れ、しっかりと混ぜて温度を上げましょう。
(殺虫剤は、生ごみを分解するための微生物死滅の恐れと、出来た堆肥や堆肥を使って育てた野菜への影響を考えると使わない方が良いです。)
✓布をかぶせる
洗濯ネットや防虫ネットなど、こばえが通れない細かい網目状のネットをホームコンポストに被せる。
✓精油を使用する
ユーカリ、ティーツリー、シトロネラなど害虫を寄せ付けない精油を使用する。水と精油を適切な割合で混ぜ、スプレーボトルに入れて適量吹きかけるのもおすすめ。
コバエ対策には、蓋付き+活性炭フィルター付きの密閉型コンポストが有効です。mana.のホームコンポストは室内設置を前提に設計されています。
カビが発生した

お次は「カビ」について。初めてコンポストをやってみたらカビが生えている…!?とびっくりする方も珍しくありません。慌てず焦らず、こちらの方法を試してみてください。
✓白カビが発生してしまった
白カビは発酵初期に現れる糸状菌と思われ、特に問題ありません。生ゴミと一緒によく混ぜてください。
✓白い粉っぽいもの(コナダニ)が発生した
湿ったままの状態が長時間続くと「コナダニ」と呼ばれる白っぽい粉のようなダニが発生することがあります。
これは人間には無害とされますが、まれにアレルギー症状を引き起こすことがあります。コンポストの温度が上昇するといなくなるので、微生物の働きを活性化させるために水分と米ぬかを加えてよく混ぜてください。
もし気になるようでしたら、黒いビニール袋に中身をうつして天日干しすると消滅します。
カビ対策には、適切な通気と密閉のバランスが重要です。mana.のホームコンポストは活性炭フィルター構造で、通気と密閉を両立しています。
生ごみが分解されない

せっかくコンポストに生ごみを入れてみたのに、全然分解されていない!そんなときは、こちらの方法を試してみてください。
✓次のいずれかの方法を試し、様子を見てください。
- コップ1杯程度の米ぬかを入れる
- コンポストの底からよくかき混ぜる
- 使用済みてんぷら油100ミリリットル程度を入れる
(油を入れすぎると臭いが出るので注意)
分解が進まない場合、容量に対して生ごみが多すぎるケースもあります。mana.のホームコンポストは家族構成に合わせてS/M/Lの3サイズから選べます。
どこに置けばいい?

始めてみたいけど、置き場所に困るかも…そう思いとどまっている方は、ぜひご覧ください。
✓雨がかからない場所なら基本的にどこでも設置可能
屋内でも屋外でもOK。風通しが良くなるよう、壁から5センチ以上離して置いて下さい。
ワイヤーバスケットを逆さまにしたものなど、網状の台に載せておくと湿度対策になります。
コンポストの中の微生物は20℃~30℃で活動するため、冬場は屋内に設置し毛布をかけたりして暖かくすること、夏場は直射日光に当てないように、など季節によって気を付けましょう。
マンションにお住まいの方や、ベランダがご近所さんと近い場合は、臭いによるトラブルを避けるため、作る量を少なくすると臭いを防ぐ対策になります。
予防が大事!いますぐできるカンタン予防策!
コンポストをいい状態に保つためのポイントは下記3つです。
- ⽣ゴミの⽔気をしっかり切る
- しっかり⼟をかぶせる
- 空気が⾏き渡るようにたくさんかき混ぜる
正しい手順で始めることが最大の予防策です。詳しくはホームコンポストの使い方ガイドをご覧ください。

いかがでしたでしょうか?
みなさんのエコ活動の足掛かりとなれば幸いです。
コンポスト購入の際は、自治体の補助金制度を利用できる可能性もあります。詳しくは自治体の補助金でコンポストを購入する方法をご参照ください。
これらのトラブルは、そもそもの道具選びで防げるものも多数あります。臭い・虫対策が設計に組み込まれたmana.のホームコンポストで、ゼロウェイストな暮らしを始めてみませんか。
まずは自分にできることからコツコツと。
ひとりひとりが地道に続けていくことが、持続可能な社会の実現にかかわってきます。
